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夏以外も注意!犬の熱中症について

わんちゃんは体温調節が苦手な動物です。

私たちと同じように、犬も暑さであっという間に脱水症状になってしまうので、体を冷やすためにたくさんの水が必要となります。人間は汗をかいて体温調節をしますが、犬は汗をかかない代わりに「ハァハァ」と呼吸をすること、いわゆるパンティングによって体温を調節しています。

パンティングは、犬達が普段から行っている呼吸なので、飼い主は愛犬が体温の上昇や水を必要としていることに気づかないケースがよくあります。特にシーズー、フレンチブルドッグ、パグ、ペキニーズ、ボストンテリアのような短頭種は、体の構造的に早く呼吸することが苦手で体温調節が難しく熱中症になりやすいと言われています。

家の中の最も涼しい場所で過ごせるようにしてあげて、エアコンでの温度調整を行ってあげましょう。
ではどのように犬の熱中症対策をしたら良いのかをご紹介します。

  1. 水分補給をこまめに行う
    散歩の際には必ず水筒を携帯し、木陰などの涼しいところで休憩をしたり、水分補給をこまめに行いましょう。クールネックや水をかけられる霧吹きなどを用意するとより良いでしょう。

  2. タオルや保冷剤で冷やす
    濡れたタオルや保冷剤を犬の体に当てて冷やしてあげることで冷却効果が得られます。また、子供たちと一緒にプール遊びをすることも体を冷やしながら楽しく遊べます。

  3. 運動や散歩は涼しい時間帯に行う
    暑い時期には、毎日の散歩や運動は、早朝や夕方の涼しい時間帯に行い、熱いアスファルトなどでペットが足をやけどしないように注意しましょう。ダックスフンドなど足の短い犬種は、常に熱い地面に近いところに体があることになるので、地面から反射する熱に気を配ってあげましょう。

  4. 食事調整
    夏の暑い時期には犬の食事を調整することが良い対策になる場合もあります。高タンパク質の食事を与えると、体温が上昇して水分補給の必要性が高まることがあると言われているため、夏の暑い時期には普段より低タンパク質の食事にしてみるなど、タンパク質レベルを調整してみると良いかもしれません。

  5. 外出の際、車の中に放置しない
    外出するとき車から降ろすことができるペットフレンドリーな目的地へ行くとき以外は、犬を家にお留守番させましょう。毎年、何百頭もの犬が、高温の中に放置された車の中で命を落としています。炎天下や太陽の下に置かれた車内の温度が危険なレベルにまで上昇し、愛犬が熱中症になってしまうまでにはわずか数分しかかかりません。
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